クルミ掘りで秋の味覚を感じる
拾ったクルミを掘り始めると、いよいよ冬が近づいてきたのだと感じます。
殻が非常に硬く、ハンマーでもなかなか砕けません。
なので、収穫したあとが大変です。
まずは、外皮をとります。
外皮をとる方法は基本的には「発酵させる」です。
土に埋たり、水に沈めて発酵させます。
我が家では樽に水を張って、その中にクルミを入れます。
外皮が黒くなったら水から出して、靴の底で外皮を擦り取ります。
この外皮は渋が強いので、外皮が溶けこんだ水を小川に流すと、魚が浮いてきます。
子供の頃はこの方法で魚を取っていましたが、良くないことですので自分の子供には「やってはダメなこと」として教えています。
外皮が取れたクルミは流水でキレイに洗い、天日に干します。
乾いたら鉄鍋で熱します。
熱することで殻の中心部に切れ目が入ります。
割れたクルミは千枚通しで掘っていきます。
掘りながらツマミ食いをします。そして食べ飽きたらクルミ掘りを中断するので、クルミ掘りが終わることはありません。
掘ったらジップロックに入れて冷蔵庫で保管します。
私が使っている千枚通しは、村にある鍛冶屋さんが作った千枚通しで40年使っていますが、今も現役で使用できる逸品です。
※鍛冶屋さんは40年前に廃業してしまいました。
オニクルミは風味が豊かなので、そのまま食べても良いですし、クルミ和えにしても非常に美味しいです。
今年は豊作だったので食べてみたい方はご連絡ください。