山しかない田舎暮らし

山しかない田舎の暮らしをありのままに・・・

クルミと熊

今年もクルミの季節になってきました。

と同時に熊が人里に降りてくる季節になりました。

例年通りクルミ採りに出掛けましたが、クルミの木の下に

握りこぶし3個分の熊の糞が・・・

母がクルミを採ってこいと言うので母を元気付ける

ためにも希望に応えますが、熊の気配にも気を配る

必要があるので疲れます。

 

私の住む地域では行政から熊出没注意報が出されています。

網戸を破って民家に侵入し人を襲う事案も発生しております。

民家の住人は逃げて怪我は無かったそうですが、家電が

壊され相当な被害が出たようです。

その熊は猟友会の方が素手で捕え、檻に入れて山に

逃がしたそうです。

一度、人を襲った熊は人を怖がらないので再度、人を

襲う傾向があるようです。

動物愛護の精神も大切ですが、野生動物との「共存」は

難しく危険であると感じます。

 

 

稲刈りが始まりました。

今年は猛暑・水不足で米の粒が小さいとのこと。

ただ、味には影響が少ないとのことです。

祖父の代まで稲作をおこなっていましたが、農機具の購入費や労力を考えて

稲作を辞めてしまいました。

今は、地域での農機具の共同購入や直販をおこなうことで、

何とか農家を続けている方もいますが、株式会社化した農家さんや

大農家さんのような収入は得られないようです。

作況指数が下がるであろう今年は、農家さんにとって大変な年に

なっていると思います。

パンや麺のような小麦製品も美味しいですし好きですが、今年は米を

たくさん食べて農家さんの在庫を減らす手助けをしたいと思います。

 

 

雪による倒木に四苦八苦

雪が溶けて、久しぶりの休日だったので我が家の山を見てきました。

今年は雪による倒木が多く、木の片付けに苦慮しています。

昨年は父と二人で作業をしていたので何とかなりましたが、

父が他界し、一人で作業をすることになりました。

小学生の息子に手伝ってもらうつもりですが、倒木の多さに

途方にくれています。

どうせ片付けるなら再利用したいと思っています。

が、杉の木ばかりが倒れ、木も細いので薪にする以外に

再利用方法がない気がします。

困ったものです。

 

 

田舎はゴミ捨て場ではない

クリーン運動がおこなわれました。

クリーン運動は各自治体でおこなわれていますが、田舎のそれは大規模なものになります。

人が少ないのに土地は広いので一人あたりの仕事量が増えます。

私の地域では雪が消えたこの季節にクリーン運動をおこなっていますが、雪の下から多くのゴミが出てきます。

憶測ですが、雪の降る直前に不法投棄することで誰が不法投棄したか、気付かれにくく調べるこが困難な状態になると考えて投棄していくと感じます。

ここ数年、一般ごみは減少傾向にありますが産廃(タイヤ、瓦、バッテリー等)は、減少していません。

自治体で対策を考える必要はありますが、企業・個人が環境のことを少し考え行動してくれることを願うばかりです。

奇祭『どんつき祭り』

 2月の第3週に『赤谷どんつき祭り』が開催されます。毎年、参加しているこの祭りは700年以上の歴史があります。

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 平安時代末期の源平合戦で現在、祭りが開催される山神社の場所に赤谷城本丸を築き、一帯を支配していた武将、城長茂(じょう・ながもち)。1181(治承5)年、平家方の長茂は1万の軍勢を信濃に差し向けました。信濃には当時の平氏政権に反旗を翻した武将、源義仲(みなもとの・よしなか)が挙兵していました。


両軍は現在の長野市で交戦し、この戦いは「横田河原の戦い」として知られています。長茂の軍勢は1万人、義仲は3千人。長茂の軍勢が多く優位と考えられていましたが、地理的要因などもあって長茂は敗北したそうです。その後は会津への敗走を経て赤谷に戻り、失意の日々を送ったそうです。


 その戦いに負けた平家の落人が『赤谷どんつき祭り』を始めたとい説が有力です。

祭りというと、五穀豊穣や家内安全、商売繫盛といったように豊かに生活できるように祈願するものが多いと思いますが、『赤谷どんつき祭り』は呪いの儀式…いわゆる呪詛として始められたもののようです。

長茂が戦に負け、落人とともに源氏方への復讐を願い、「胴を突く(敵将を突く)」という意味で祭りを始め、「胴を突く」という言葉が訛って『どんつき祭り』となったとされています。
呪詛と分かれば報復されるかもしれことから、「祭り」として始まったもの言われています。
呪詛の色彩が濃かったのは700年以上の歴史の中で初めの頃に限られ、現在では五穀豊穣や家内安全などを願って開催されるようになりました。


 極寒の2月の夜、ふんどし姿の男衆は山神社の拝殿や境内でもみ合います。もみ合うと摩擦で寒さが和らぎますが、肌が擦れあいヒリヒリと痛くなります。

それを防ぐために雪をかけられ、雪が溶けた水分で肌と肌の潤滑になります。しかしながら、雪と水分が原因で体温が上がりません。これを1時間ほど続けます。

また、他の裸まつりは松明を持ったり、どんど焼き塞の神といった大きな炎の周りで行われることが多いですが、『どんつき祭り』は男衆の肌を擦る摩擦しか暖がとれません。辛い祭りであるからこそ、呪詛(現在では祈願)の力が強いとされていたのかもしれません。

700年以上続いた祭りですが、コロナ感染対策で3年前から中止(祭事のみ実施)となっています。

今年の『どんつき祭り』は、2月18日…残念ながら今年も中止となったようです。

来年こそは男衆の活気ある姿が戻ってくることを願うばかりです。

 

今年、2回目の屋根の雪降ろし

息子にも教えていかなければならない屋根の雪降ろし。息子は初体験の雪降ろしに戸惑い気味でしたが、安全に終了する事ができました。

屋根の雪降ろしに必要な事は、安全確保と無理をしないこと。これが本当に重要です。

私は屋根から落ち、病院に運ばれたこともあります。そうならないためにも以下のような注意が必要です。

 

①  かんじき(ワカン)を履く

 雪に埋まることを防ぐ、日本のスノーシューことと「かんじき」。ワカンとも言い、冬の必需品でホームセンターに販売しているほか、自分で作る方も居ます。ホームセンターで購入できる物でも十分ですが、より雪に埋まらないような「かんじき」を手製します。私は父の作った物を使っています。「かんじき」を履くことで、瓦と長靴の間に少しの圧雪が残ります。屋根で滑る理由は濡れている瓦の上を歩くからです。瓦と長靴の間に圧雪があることで、瓦を直接踏むことがなくなります。それにより、滑りにくい状況を作ることが出来ます。また、瓦の上に少しの圧雪を残すことで、瓦の破損を防ぐことも出来ます。

 

②  安全帯を付けない

安全帯を付けると落下した際に身体に巻き付き危険です。落下するだけなら安全帯は有効ですが、屋根から落下する時は、滑りながら横回転し落下します。

横回転した際に身体に巻き付き、落下すると非常に危険です。

 

③  ヘルメットを装着する

「落下した所が降ろした雪の上なら大丈夫では?」実際は降ろした雪は地面に叩きつけられるのことで、雪の中の空気が抜けて密度が高くなります。結果、踏み固まれた雪のように固い雪になります。落下した先が雪でも油断は出来ません。

 

④  屋根の末端に踏みいらない

屋根の末端には雪庇(せっぴ)が覆い被さり、屋根の末端が見えない場合があります。雪庇は空洞になっているため、誤って雪庇に上がると落下してしまいます。屋根の端の雪を降ろす際は、スコップで屋根の端を確認しながら、末端に踏みいらないように注意しましょう。

 

⑤  一人で作業しない

屋根の上から落下した際に、雪に埋まってしまう場合もあります。雪の中から脱出できないと命に関わる場合もあります。一人で作業せずに複数人で作業をしましょう。

 

⑥  業者に依頼する

これが一番安全です。

ご高齢の方の雪降ろしは重労働であり、大変危険です。この場合は業者に依頼すると良いかもしれません。価格は積雪や屋根の面積によって異なります。わが家の場合は,¥8,000~¥10,000になります。

行政から雪降ろし補助金が出る場合もあるので、各市町村に問い合わせると良いでしょう。

 

雪降ろしは危険ですが必要なことです。安全を確保しながら雪を降ろし、この冬を乗りきりたいと思います。

山の相続について

父がガンで余命宣告をうけました。桜を見る事は出来ないだろうと・・・

相続するものを整理しており、山を相続されるの事になりました。

今までも父と一緒に山仕事をしていたので、私に管理をお願いしたいとのこと。

父との思い出が詰まった山なので嬉しいのですが、活用方法が分からず迷走しています。

 

父は「鯉の養殖」「なめこ栽培」「山菜の栽培」等をやっていましたが、趣味の範囲で利益を生むものではありませんでした。

山を管理するにもお金が掛かります。何か良い活用方法はあるものでしょうか?

皆様からお知恵をお借りしたいです。

※広さは約6000坪。眺望が悪く、電気もない。新潟駅から車で1時間10分、最寄り駅から車で30分、1番近いコンビニまで位で20分。こんな土地が5つもあります。皆様ならどうしますか?