山しかない田舎暮らし

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今年、2回目の屋根の雪降ろし

息子にも教えていかなければならない屋根の雪降ろし。息子は初体験の雪降ろしに戸惑い気味でしたが、安全に終了する事ができました。

屋根の雪降ろしに必要な事は、安全確保と無理をしないこと。これが本当に重要です。

私は屋根から落ち、病院に運ばれたこともあります。そうならないためにも以下のような注意が必要です。

 

①  かんじき(ワカン)を履く

 雪に埋まることを防ぐ、日本のスノーシューことと「かんじき」。ワカンとも言い、冬の必需品でホームセンターに販売しているほか、自分で作る方も居ます。ホームセンターで購入できる物でも十分ですが、より雪に埋まらないような「かんじき」を手製します。私は父の作った物を使っています。「かんじき」を履くことで、瓦と長靴の間に少しの圧雪が残ります。屋根で滑る理由は濡れている瓦の上を歩くからです。瓦と長靴の間に圧雪があることで、瓦を直接踏むことがなくなります。それにより、滑りにくい状況を作ることが出来ます。また、瓦の上に少しの圧雪を残すことで、瓦の破損を防ぐことも出来ます。

 

②  安全帯を付けない

安全帯を付けると落下した際に身体に巻き付き危険です。落下するだけなら安全帯は有効ですが、屋根から落下する時は、滑りながら横回転し落下します。

横回転した際に身体に巻き付き、落下すると非常に危険です。

 

③  ヘルメットを装着する

「落下した所が降ろした雪の上なら大丈夫では?」実際は降ろした雪は地面に叩きつけられるのことで、雪の中の空気が抜けて密度が高くなります。結果、踏み固まれた雪のように固い雪になります。落下した先が雪でも油断は出来ません。

 

④  屋根の末端に踏みいらない

屋根の末端には雪庇(せっぴ)が覆い被さり、屋根の末端が見えない場合があります。雪庇は空洞になっているため、誤って雪庇に上がると落下してしまいます。屋根の端の雪を降ろす際は、スコップで屋根の端を確認しながら、末端に踏みいらないように注意しましょう。

 

⑤  一人で作業しない

屋根の上から落下した際に、雪に埋まってしまう場合もあります。雪の中から脱出できないと命に関わる場合もあります。一人で作業せずに複数人で作業をしましょう。

 

⑥  業者に依頼する

これが一番安全です。

ご高齢の方の雪降ろしは重労働であり、大変危険です。この場合は業者に依頼すると良いかもしれません。価格は積雪や屋根の面積によって異なります。わが家の場合は,¥8,000~¥10,000になります。

行政から雪降ろし補助金が出る場合もあるので、各市町村に問い合わせると良いでしょう。

 

雪降ろしは危険ですが必要なことです。安全を確保しながら雪を降ろし、この冬を乗りきりたいと思います。