山しかない田舎暮らし

山しかない田舎の暮らしをありのままに・・・

ゼンマイ採りで熊の足跡にビビる

4月28日、山が柔らかくなってきたので朝からゼンマイ採りに行ってきました。

自宅から1kmに入口がある山に入りましたが歩き始めて10分で熊の足跡に遭遇。

前日に雨が降っていたので泥地が所々にありましたが、その泥地にクッキリと熊の足跡が残っていたのです。

山菜採りに行くときは先に山に入っている人がいないか足跡で確認します。

当日の足跡か、数日前の足跡か、地元の人であれば足の大きさや長靴のそこの模様で誰がいるのかを予想し、地元の方の足跡で当日のものであれば成果は期待できないので帰る場合もあります。

今回は人の足跡ではなく熊の足跡があったのです。

複数人で入山する時は話しをしながら歩くので熊が逃げますが、一人で歩く場合はバッタリ遭遇する場合もあり、熊と目が合ってお互い「あっ!」とビックリしたこともあります。

熊の足跡は当日の朝についたものでしたが、熊独特の獣臭さは周囲からしなかったので直ちに命に係わることはないと判断しましたが、一人での山菜採りだったのでビビりまくり、入山を断念しました。

 

ただ、このまま帰宅すれば両親に罵声を浴びせられることは間違いなく、ゼンマイ採りからコゴミ採りに変更し他の山に入山。

コゴミのシーズンは終わりに向かっていましたが夕食に食べるくらいは収穫できたので帰宅しました。

 

両親に熊の足跡の話をしたら、「いざとなれば木の棒の先に鉈をつけて闘えばいいだろ。」「鉈で槍を作っておいて熊が向かってきたら刺せばいいのに。」と逃げた帰ったことを情けなく感じたようです。

父は猟銃(散弾銃とライフル)を所持しており、熊狩りに行くときは山に数日籠ることもあった猟師でした。

私も猟銃はもっていますが、山鳥やカモ、ウサギ等の小動物を獲物にすることがほとんどで熊狩りに行っても熊を仕留めたことはありません。

父は「一度でも熊を仕留めていれば度胸もついたのに・・・」と言っていましたが、命あっての登山や山菜採りです。

 

山を楽しむための大原則、危ない怖いと思ったら引き返す を守りながら自然と遊んください。