山しかない田舎暮らし

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山菜採りおすすめコーディネイト

今回は私が普段使っている服装を紹介したいと思います。

山菜採りは春の山を感じることのできる楽しみ方ですが、

非常に危険な遊びでもあります。

私の知人は滑落で亡くなり、母親は大ケガをしています。

危険性を少しでも低くするためにも準備は重要です。

安全面を考慮した服装を紹介したいと思います。

 

まず、大前提として一般的な登山と違い、藪の中を歩くのでメチャクチャ汚れますし、木に服が引っ掛かります。

また、腰や膝を曲げ伸ばしするような屈伸運動も多いので動きやすい方が良いです。

安全性を高めるために実用的なものを選択する必要があります。登山のようなオシャレな服装は不要です。

 

・下着(ベースレイヤー)

すばやく汗を吸収・拡散する速乾性のあるものをおススメします。登山やスポーツ用のものを流用することも良いと思います。

 

・中間着(ミドルレイヤー)

中間着は軽くて保温力があり、吸汗拡散性に優れたものをおすすめします。また、肌を露出する枝やいばらに刺さり、大変危険です。長袖の着用は必須です。冒頭にも書かせていただいた通り、汚れや破れがあるので使わなくなった服でも問題ないと思います。

 

上着(アウター)

防水透湿性のあるものがおススメですが、どこでも売っている薄手の雨具で良いと思います。

何故なら天候の良い日に山菜採りに行き、天候が崩れそうな場合は無理せず帰る。が大前提だからです。

雨具が必要な理由は「朝露に体が濡れることを防ぐため」です。薄手の雨具であれば脱いでも荷物になりません。

 

・ズボン(ボトムス)

耐久性が高く、肌の露出がないものがおすすめです。藪やいばらの中を歩き、場合によってはヤマビルに襲われる可能性があります。

薄手のものだと危険ですので、若干厚手の長ズボンを選択した方が良いです。

ちなみに私は、使い古したジーンズを着用します。

 

・靴(長靴・地下足袋

スパイク付きの長靴もしくは地下足袋をおすすめします。

長靴は多少の水でも影響がないのがメリットですが、一度水が入ってしますと長靴内部が水に濡れて重量が増すのがデメリットです。

また、長靴の中に遊びがあり、力が分散しやすいので踏ん張りが効かないところもデメリットです。

地下足袋については多少の水でも濡れてしまうところがデメリットですが、沢に入っても水が地下足袋内部から抜けやすいところがメリットです。

また、足底の力が分散しにくいので踏ん張りが効くところもメリットです。

 

服装についてのおススメブランドはありませんでしたが、長靴と地下足袋についてはおススメがあります。

 

長靴のおすすめブランド

・創立1919年(大正8年)の老舗ブランド「ミツウマ」

 「ミツウマ」のスパイク長靴はゴムが丈夫であるということは周知の事実ですが、ゴムが丈夫ということはスパイク部分が壊れにくいというところもポイントです。

高価なものですが命を預けるものと考えれば安いのかもしれません。

 

 

地下足袋のおすすめブランド

・創立1919年(大正8年)の老舗ブランド「丸五(MARUGO)」

 「丸五(MARUGO)」のスパイク地下足袋はスパイク抜けが少なく、丈夫だと感じます。若干、幅広に作られているのか私の足にはフィットしており、長い時間歩いても足が痛くなりにくかったです。

なお、スパイク地下足袋を購入する時は、留め具にも着目してください。

留め具は、マジックテープとコハゼがありますが、コハゼをおすすめします。

マジックテープでは、枝や藪に引っ掛かりやすく歩きづらく感じました。

また、マジックテープを強く締めると足が痛くなりやすく、緩く締めると力が逃げて踏ん張りが効きにくくなります。

メリットは装着が簡単で壊れにくいです。

 

コハゼの場合は引っ掛かりが少なく、力が均等に掛かるので足の負担が少なく感じます。

ただ、装着とサイズ選びが難しいので購入する前に販売店でサイズを確かめた方が良いと思います。

また、コハゼが壊れやすいので注意が必要です。

私は脚絆(きゃはん)を使用しなので、コハゼが10枚のもの着用しています。

 

 

・帽子(ヘルメット)

帽子は唾の部分が枝に引っ掛かり、邪魔になるので私は使用しておりません。

安全性を考慮しクライミング用に買ったヘルメットを流用しております。

ライミング用は重量は400g前後の重量ですが、剛性は優れているのでおすすめです。

ヘルメットは唾が短いので日差しがダイレクトに顔に刺さります。日焼け止めを塗り、ケアをしております。

また、首元も日焼けがきになるので首にはタオルを巻いています。

 

・手袋

手袋は革手袋をおすすめします。いばら等のトゲのある植物に触れる場合、軍手では生地を貫通します。皮手袋は生地を貫通しにくいので比較的安全です。

手首はマジックテープで締めるタイプのものをおすすめします。

手首に隙間があると手袋の中で遊びができてしまい、力が逃げるます。

購入後は使用する前に一度、洗濯してください。洗濯後、乾燥するとサイズが若干縮み手にフィットします。

軍手に比べると高価ですが安全性が高く、長持ちするので費用対効果は高いと感じます。

 

 

 

以上が私のおすすめする山菜採りの服装です。

山菜採りは非常に危険ですが、少しでも安全に楽しむ

ためにもしっかりとした服装は必要ですので参考にしてください。

次回はツールについて紹介したいと思います。