山菜採りの便利グッズ
前回の投稿で山菜採りに適した服装を投稿させていただきました。
今回は山菜採りに便利なグッズを紹介させていただきます。
・リュック
山菜採りは大量の山菜を採ってくるので、大き目なリュックが必要です。
ゼンマイやワラビは一度に30㎏以上を採ってきます。
リュックを担いだまま山菜採りをするわけではなく、ベースを決めてリュックを置いて山菜を採り、ベース周辺を採り終わったらリュックを背負い次のベースに移動する・・・というようにリュックは都度、「担ぐと下ろす」を繰り返します。
また、置く場所も残雪の上だったり、湿った地面に置いたりと汚れることが多いです。
なので、オシャレなリュックより汚れても良いものを選択することをおすすめします。
また、山菜採りのリュックは地味なものが多いので置いた場所が分からなくなり、リュックを見失うこともあります。
私はリュックにオレンジ色のバンダナを付けて、目立つようにしています。
・前掛け
前掛けは袋状になっているものを着用します。
リュックはベースに置いておくので、リュック以外に収穫したものを入れる袋が必要です。
「手に持つ袋でも良いのでは・・・」という話もありますが、斜面で収穫することもあり片方の手で斜面の木を掴んでバランスをとり、もう片方の手で収穫することもあります。
なので、両手は空けておく必要があり、袋付きの前掛けはそれを解決してくれます。
私の地元では大きな風呂敷を肩に掛けて前掛けの代わりにする方や、作業着の前面に大きな袋を縫いつけて、山菜採り専用作業着を作っている方もいます。
山菜採りに慣れている方は、こだわっても良いと思います。
私は酒屋さんが使っている前掛けを袋状に縫って使っています。
風呂敷に比べると収納力は低いですが、丈夫でそれなりに収納できるので気に入ってます。
※これを約半分に折り、両端を縫い合わせて袋状にします。
・熊よけの鈴
沢を歩くと熊に遭遇することもあり、ドッキリします。
熊が近くに居たり、風上にいると独特な獣臭で気付くこともあります。また、人間の臭いで熊が気付くこともありますが、お互い気付かずにバッタリ遭遇した時は、顔を見合わせて「あっ」となります。
熊は臆病な生き物なので人間が近づくと逃げますが、近づき過ぎると襲ってくる可能性もあります。
なので、「人間が居ますよ。」と熊にお知らせする意味でも熊よけの鈴は有効です。
地元では小型のラジオをリュックにつけたり、音楽を鳴らしたりして人間の居場所をお知らせする工夫をする方もいます。
私は熊よけの鈴+「おー!」と声を出すようにしています。
・鉈(なた)、ノコギリ
絶対ではありませんが、あった方が良いツールです。
出来る限り木々を傷つけないようにすることは必要ですが、やむ負えない場合もあります。
「足を痛めた際の添え木」「足を痛めた際のポール」「同行者がケガをした際の搬送経路の確保」等の万が一の際に便利です。
私は鉈を持って行くようにしています。
母が滑落した際は、「持っていて良かった。」と心底思いました。
・手ぬぐい
巻いて良し、縛って良し、包んで良し・・・本当に便利です。
出血した際の止血やリュックの紐が切れた際の応急処置 等、色々なことに使えます。
タオルと違い、裂いて使うことも出来ます。
私は複数枚もって行くようにしています。
・ティッシュ(水に溶けるもの)
お腹が痛くなったら使います。
知人はティッシュが無かったので近くの葉っぱで拭いたようです。
ただ、その葉っぱは漆の葉っぱで酷い目にあったとボヤいてました。
(気付きそうですけどね・・・)
・食料
「おにぎり」「菓子パン」「携行食のチョコや飴」「飲料水」
好きな物を持って行って良いと思います。
また、万が一に備えて少し多めに持っていくことも必要です。
「山に行くときは、握り飯を持って帰ってこれたら一人前」
と両親に教えられました。
「非常食は食べずに持って帰るくらいの余裕を持つ」という教えです。
これは今も実践しており、帰宅してから余った非常食を食べるようにしています。
ちなみに私は魚肉ソーセージを必ず持っていきます。
・ライター
非常用、ヒルをあぶってください。
以上となります。
ナイフやコンパスを持って行く方もいると思いますが、ナイフは鉈で代用できますし、コンパスが必要なくらい土地勘のない山に入ることはおすすめしません。
初めは山に詳しい人に連れていってもらい、山が分かってきたら一人で行くようにした方が良いです。
山を理解し、体力に余裕をもって行動することが大切です。
安全第一で山遊びを楽しみましょう。