山しかない田舎暮らし

山しかない田舎の暮らしをありのままに・・・

転職して・・・

 先月の投稿で退職したというお話をさせていただきましたが、11月1日から新しい職場で働いております。

転職に至った経緯をお話させて頂くか迷った結果、お話を控えておりましたが、昨今の社会情勢や不況下で転職を考えている方もいらっしゃると思いますので、転職した私の現状と感情をお話させていただきます。

社会人や転職経験者であれば極々当たり前の話になると思いますが読んていただけると嬉しいです。

また、あくまでも地方の話であり主観ですので「こいつは何も分かっていない」程度の

気持ちで読んでいただけると有難いです。

 

① 正社員であれば辞めない方が良い

     これは当たり前の話ですが、正社員であれば辞めない方が良いと思います。

日本も実力社会になりつつありますが、残念ながら労働組合がそれを拒んでいる現状があります。私自信が労働組合支部長をしており、三つの県を担当していましたが各都道府県毎に最低賃金も物価も違い、年功序列成果主義能力主義の狭間でバランスをとりながら進める必要があります。また、既得権を訴える方もいるので賃金に格差をつけることが出来ない状況になっていました。

誰でも同じ賃金であることを受け入れることが出来るのであれば、既得権を訴えながら給与をもらい続ける事も良いと思います。

 

② 辞めるなら、今と同じ年収以上は確保する

 一人で生活している方であれば、そこまで考えることはないかもしれませんが、

養う方がいらっしゃる場合は、今の年収を確保できるような転職をした方が良いです。

お金はいりますし収入に合わせた生活というのも、急に順応できませんし、田舎暮らしや山暮らしでもお金は必要です。

①で書かせていただきましたが日本は正社員が強く、今も年功序列が根強く浸透しています。現在は最低賃金に近い給与の求人が多く、景気が良い時に就職した方は、現在の所得を確保しながらの転職は結構厳しいと思います。

 

③ 収入以外のプラスを考える

 給与が上がるという理由だけで転職することはあまりおススメしません。

「スキルが身につく」「キャリアが積める」という理由で転職をする方もいると思いますが、その「スキル」「キャリア」で何をしたいかを考えた方が良いです。

例えば、「営業経験がないから営業スキルをつけて起業したい」という理由であれば営業で働けるような転職をすれば良いと思います。

 

④ 嫌なことが多い仕事を選択しない

 嫌な事が多い仕事を選択すると一日の1/3の時間を嫌いなことに費やすことになります。好きなことを仕事にできれば最高なのですが、好きな仕事でも嫌な部分はありますし、好きでない仕事でも、気に入る部分はあると思います。

大事なのは、「嫌な事が多い仕事を選択しない」ことだと思います。

 

⑤ やっぱり身体が資本

 健康が一番大切です。自分の身体にあった仕事を選ぶようにしましょう。また、家族や知人の介護で時間に余裕のない方は体調を崩しやすいので、転職も考えた方が良いかもしれません。

 

 

私が転職するに至った経緯を上記の ①~⑤ に当てはめてみます。

正社員であれば辞めない方が良い

    私は正社員でしたが、現行の評価制度や給与形態に納得がいかず、労働組合も私の考えとあわず、退職することにしました。

億単位の売り上げを上げる営業員と数百万の営業員が同じ評価という事が当たり前でした。評価や好き嫌い人事に嫌気がさして退職を考えるようになりました。

 

② 辞めるなら、今と同じ年収以上は確保する

 キャリアと資格があったので同等の年収を確保できる転職先が見つかりました。

また、今後成長が見込める企業だったので転職を決めました。

 

③ 収入以外のプラスを考える

 営業経験や管理経験はありましたが人事経験が乏しく、今後のスキルアップに人事経験が出来る企業を選択しました。

 

④ 嫌なことが多い仕事を選択しない

 新しい職場も嫌な仕事はありますがウェイトは少なく、そこまで負担にならなかったので転職先に不満はありません。

 

⑤ やっぱり身体が資本

 以前の仕事は昼夜関係ない職種で若い時は体力でカバー出来ましたが、最近は体調を崩すことが多くなってきました。また、両親の介護に時間が必要だったので時間の融通ができる企業に転職しました。

 

色々と書きましたが、結局のところ自分にとって「何が大切か」だと思います。

特に ⑤ やっぱり身体が資本 は、何か大切なことを守るのであれば必要な事だと感じます。

体調を崩して身体を壊しながら働いても先細りの状況になります。自分を大切にすることで他の人や物事も大切にできます。

私は家族や協力者のおかげて転職し、介護や山の仕事、副業に専念できる環境を手にいれることができました。

家族やお世話になった方々に恩返ししながら、山の生活や田舎暮らしの良いところ、悪いところを発信したいと思います。